現在では預貯金の金利はほぼゼロに近いものとなっており、ただ金融機関にお金を預けているだけでは資産を上手に増やしていくことはできません。そこで近年では、これまでは資産の運用に興味をもっていなかった人たちも積極的に資産の運用を始めるようになっています。
資産運用の方法にはいくつもの種類がありますが、特に最近では少額から始められる投資として投資信託を始める人が増えています。この投資信託では大勢の投資家からお金を集め、そのお金をひとつの大きな資金として株式や債券などを購入して運用を行っていきます。運用した結果、収益が出た際には投資した金額に応じて投資信託の購入者に分配金が支払われることになります。投資信託では大勢の投資家から多額の資金を集めることで個人では難しい分散投資を行うことが可能になっており、また、運用は投資の専門家が行ってくれるので投資に関する知識がない人であっても安心してお金を預けることができます。
投資信託以外にも資産の運用方法として株式や外国為替などがありますが、これらの投資では高リターンが期待できる半面で大切な資産を大きく減らしてしまうリスクも高いという特徴があります。これから投資を始めてみようという人にはあまりお勧めすることはできません。株式や外国為替投資に挑戦するのであればある程度の勉強が必要となり、リスクを回避するためにはまとまった資金が必要になってくるからです。