計測器は買取依頼前に校正を済ませておきましょう

研究開発の際には、長さや重さなどをはかる場面が少なからずあります。その際に使用される機器が計測器です。

計測器は、購入する方法とレンタルする方法の2つの方法で入手できます。しかしながら、頻繁に使うのであれば購入してしまったほうが結果的に費用を抑えられるため、研究開発に携わる企業では、購入した計測器を所有しているケースがほとんどです。

ところが、高額な費用を支払い、購入した最新の機器であっても、時が流れるにつれて古くなります。その間に、市場ではより機能面で優れた計測器が販売されることもあります。その時、古い計測器を使い続けるのではなく、処分して新しい計測器を購入することを検討する企業もいるでしょう。

古い計測器の処分方法は2つあります。1つはゴミとして廃棄する方法、もう1つは買取をしてもらう方法です。コスト面を考慮すれば、後者のほうが企業にとっては得になります。そして、買取をしてもらうならば、金額はより高額であることが望ましいです。

高値で計測器を買い取ってもらうためのポイントとして、校正済みであるかを確認することが挙げられます。

なぜ買取前に校正をする必要があるのか?

校正は、修理やメンテナンスとは異なります。計測器の精度を確かめるための確認作業です。そのため、買取前に校正をすることに関して、必要性があるのかという疑問を持つ方もいるでしょう。

重要なのは、校正済みの計測器は信頼性を確保できるということです。

校正は、標準となる計測器を用いて、校正対象の計測器が計測をする時、どの程度の誤差が生じるかを確かめる作業です。校正自体に誤差の調整は含まれないものの、誤差が著しい場合はメンテナンスを検討する足掛かりとなります。

一方、業務に支障をきたすほどの誤差がないと確認できた計測器は、継続して使用しても問題がないと客観的に証明されていることになります。計測器を使用する際、誤差が生じることは避けられません。しかしながら、誤差の程度が許容範囲内の計測器でなければ業務で使用できません。使用したとしても品質的に問題があると判断される可能性があります。そこで、校正が重要になります。

誤差の程度が許容範囲内であると確認されている校正済みの計測器は、古くとも十分に使用できるため、高値で買い取ってもらえる可能性が高くなるのです。

計測器の校正方法は?

計測器を校正する方法は3つあります。1つ目は自社内の校正者に任せる方法(社内校正)、2つ目は社外の校正者に依頼する方法(社外校正)、3つ目は校正者を派遣してもらう方法(出張校正)です。企業により最適な方法を選択しましょう。

買取をしてもらうために校正をするのであれば、Ekuippを通して校正を依頼してはいかがでしょうか?Ekuippは、企業間の計測器売買を仲介しているサービスです。校正していない計測器も出品可能ですが、校正会社と提携しているため、簡単な手続きで校正を依頼できます。

校正が済んだ後の計測器をそのままマーケットプレイス上に出品することも可能です。校正会社を探し、その後買取業者を探すといった手間を軽減することができます。業者買取と異なり、ある程度金額を自由に設定することができる点も利点です。

業者買取を利用するにしても、マーケットプレイスを利用するにしても、校正済みの計測器のほうが高く売れやすいことは覚えておきましょう。