親というのは、子どもができて初めてなれるものである。親になるからにか覚悟もいるし、自分の時間も制約されてしまいます。それでも自分の親が自分を育ててくれたように、こんどは自分が子供をしっかり育てていかなくてはならない。しかし、あまり肩に力を入れず、できれば楽しみながら子育てをしたいものです。
特に小学校に入学して卒業するまでの少年期はとても重要な時期といえます。ではどのようにしたらよいのか。答えはありません。まず、自分がどのような人間に成長させたいかを決めてからです。子どものうちは、なかなか自分で将来何になりたいか、はっきりした目標がないため、どの方向に進んでも役立つことを教えることが一番大事です。人とのコミュニケーションが最も大事です。
親子のコミュニケーションがうまくとれれば、社会生活でのコミュニケーションも基本的にはうまくいきます。それぞれ家庭のルールはあると思いますが、それはそれで、社会のルールは別にきちんと教えて行かなくてはなりません。うまく教えられないと、その家族だけが、社会から孤立してしまうからです。
そのためにも、親は、社会とのつながりをしっかり把握したうえで、子どもを教育していかなくてはなりません。親も学校や地域社会とのつながりを大切にしていかなくてはなりません。それができて、はじめて子どもの教育ができるのです。