写真は、外からレンズを通して来る光をフィルムに焼き付けることで絵が出ます。つまり、窓(レンズ)から室内の壁(フィルム)に光を当てている時間によって、絵が写るのです。そのため、以下の3点で写真が成立しています。
1.ピント
カメラと被写体の距離を合わせるのがピントです。機種によって異なりますが、半円が重なったピントの枠の場合は、直線などのわかりやすい場所で合わせましょう。顔の目や、建物の輪郭などで練習すると、コツがつかめてきます。
2.露出
露出は、光を通す窓の大きさです。数字が小さくなるほど狭く、大きくなるほど広くなります。窓が狭いと、それだけピントの合う範囲が狭くなるため、花や人物の撮影で背景をぼかしたい時は数字を小さく、集合写真で広く合わせたい時は大きくします。
最初は同じ被写体で、露出を変えて(2.8、5、16など)3枚ほど撮ってみましょう。
3.シャッタースピード(ss)
これは、窓を開けている時間です。数字が小さいほど長く、大きいほど短い時間です。最初は川を撮影してみましょう。長いほど、白く流れて移りますが、ぶれやすくなります。短いほど、一瞬を切り取るので、玉のようになっているはずです。
露出とシャッタースピードは密接に関係していて、露出が小さい=ssが短い、露出が大きい=SS長い、という関係性になっています。露出とSSは、ノートに記録して後でプリントと照合するのが、上達の近道です。